娘へ~11歳の誕生日おめでとう

娘へ。11歳のお誕生日おめでとう。

今日はケーキを取りに行ったり、お買い物でプレゼントを買ったり、友達も家に来てくれたり、楽しい一日になったね。11歳、もう君は大人になるための折り返し地点を過ぎたんだ。

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今日は君が生まれた時のことを思い出してた。

ちょうど11年前の5月3日、その時も今日のようにゴールデンウィークで休みだったよ。パパは一人暮らししてて、朝はゆっくり寝ていてまだベッドの中だったけど、富山のじぃじから突然電話がきたんだ。「もうすぐ生まれそうだ」って。予定日も近くてもうすぐだってわかってたけど、パパは驚いて飛び起きたよ。すぐに身支度して車に飛び乗ったのを覚えてる。

ママは里帰り出産で富山にいたから、富山までは岐阜から高速で3時間半はかかる。「間に合ってほしい」って思いながら高速に乗って車を走らせたよ。でも時期はゴールデンウィーク、高速道路は大渋滞だった。渋滞に巻き込まれながらもはやる気持ちを抑えながら運転していた時、じぃじからまた電話がきたんだ。「生まれた」って。

じぃじも電話の向こうで気持ちが高ぶってたけど、パパはすぐ涙が流れて止まらなかったよ。高速道路を突っ走っている最中だったけどね。泣きながら高速道路を運転したのを覚えてる。・・・ごめんね、パパは君の誕生に立ち会えなかったんだ。

通常3時間半かかるところを6時間かかってようやく富山の病院に着いた。疲れも何も感じることなく、急いでママのところに行ったよ。ママは泣きながら「遅い!」って一言。パパはママを抱きしめて、「ごめんね」「がんばったね」「ありがとう」って何度も声かけたのを覚えてる。

ようやく二人落ち着いて、パパは新生児室へ。やっと君に会えた。生まれたての君は天使そのものだった。両手に納まってしまうほどの小さな小さな君がいた。パパは泣きながらこう言ったんだ。「生まれてきてくれてありがとう」って。

大きな病院で母子別室だったから、パパが君をはじめて抱けたのは2日後くらいだったかな。感動して手が震えたよ。君が誕生したその日、パパとママもはじめてパパとママになった日なんだ。

他の赤ちゃんは元気に泣いているのに、君は静かに寝てばかりいたからちょっと心配になったのを覚えてる。でも、時折元気に泣いてくれた。

ちょうどゴールデンウィークだったから連休中でずっと富山に居られて、毎日君のところに居られた。その間ママと君の名前を一生懸命考えたよ。

それから3か月間、岐阜にママと来てくれるまで、パパは毎週末富山に通った。でもぜんぜん苦じゃなかった。君に会うのが楽しみでしょうがなかったんだ。

あれから11年。毎年誕生日がくるといつも思い出すよ。君がパパとママのもとに生まれてきてくれた日のことを。

今まで大きな病気やケガをすることなく、ここまで大きくなってくれた。そのことがほんとうれしい。パパとママはこれからも君が元気でいてくれることが、何よりもうれしいんだ。これからもパパとママはずっと君のことを守っていくよ。だって、君はパパとママの一番の宝物だからね。

お誕生日おめでとう、来年もまた家族でお祝いしようね。