世の中の奇跡を信じるということ 人間のもつ潜在能力

突然ですが、みなさんは奇跡というものを信じますか?

私は信じます。
私はある時、あることがきっかけで「世の中に奇跡はある」と思うようになりました。
そしてその考えは今でも変わりません。

奇跡とは・・「神など超自然のものとされるできごと。人間の力や自然法則を超えたできごととされること」と定義されています。

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奇跡を信じるようになったきっかけ

弟の病気

私には3つ歳下の弟がいます。
私が16歳、弟が13歳の時、弟は白血病にかかりました。急性リンパ性白血病です。当時、私は高校1年生で弟は中学1年生でした。

当初、体調が悪いとかぜのような症状を訴えていました。朝に決まってそう言い、夕方くらいには体調が良くなり、またある時体調が悪くなる・・そんな症状を繰り返していました。
微熱くらいで、元気な時もあり、後から親に聞いたんですが、学校に行きたくない理由だと思って、無理して毎日行かせていたそうです。

体調は緩やかに悪くなっていき、町の病院に行っても特に目立った症状もなく、かぜと診断されていたそうです。
そんな時期が続き、ある時学校から、「体調が良くないので迎えにきてください」と連絡があったそうです。

病名

そして総合病院の市民病院に行くことになります。検査をして判明した病名が「急性リンパ性白血病」でした。通称、「血液のガン」です。

当初発見が遅れ「なぜもっと早くに連れてこなかったのか」と怒られたそうです。発見時には全細胞を100としたとき、すでに70%が悪い細胞に犯されている状態であったそうです。

入院

即入院、抗がん剤治療が始まります。ドラマでよくあるように、髪は抜け落ち、無菌室から一歩も出られることもなく隔離され、抗がん剤の副作用で吐き気と高熱と痛みで毎日のように辛い日々が続きました。
白血球数を測るために定期的に骨髄液の採取があり、腰に太い注射を定期的に打たれては痛い思いをしていました。
点滴と注射が毎日のように繰り返され、弟の手はもう刺すとこがないくらいに見るからに痛々しい状態になっていました。
白血病は体全体の免疫力が破壊され、血液の血小板が以上に少なくなるために、鼻血が止まらない、少し叩いただけで内出血をする、抵抗力がないために合併症が一番怖い、そんな状態になります。

家庭の崩壊

家庭はすぐに崩壊しました。
母親は家に戻らず、つきっきりで病院で寝泊まりをするように。
父親は仕事を休むわけにも行かずに毎日遅くまで働く。
高校1年の私は毎日家で一人きりでした。学校のお弁当もなくなりました。毎日購買部でパンを買い、皆がお弁当なのに、自分だけ毎日パンを買って食べていた記憶があります。夕食も父親の作る料理は、お世辞にも美味しいとは言えず、家も皆バラバラになりました。

高校1年という反抗期と重なり、私は勉強をしなくなり、次第に落ちこぼれて行きました。格好もやんちゃな風貌になり、父親は心配しましたが、家が大変であまり構われることはありませんでした。
それでも警察の厄介になることだけはしませんでした。私なりにしっかりしなくてはと思っていたのかもしれません。

毎週土日は病院に通い、弟の様子を見に行き、母親と話しをしに行きました。

前に記事に書いた、私が高校で落ちこぼれた原因がこれです。

余命と回復

弟の入院生活は結果として1年半ほど続きました。
今となっては聞けませんが、親には余命を宣告されていたと思われます。
父親が影で泣きながら、葬儀にかかる費用の算出をしていたのを見たことがあります。
私もその当時はどれくらい影で泣いたかわかりません。

奇跡が起きます。
あれほどまでに悪かった弟が退院できるまでに回復しました。
なんとか高校受験をして、進学校ではないですが入学しました。
弟は高校1年から少しづつ入退院を繰り返しながらも学校に行けるようになりました。
やはり友達はできなかったようです。まじめな性格なのか勉強を頑張り、特進クラスに一応入っていたようです。

退院してからは宗教的なある護摩だきをするような、よく私はわかりませんが、そういったものにすがりながら生活するようになりました。
ただそれが良かったのかもしれません。必ず良くなると信じてできることはすべてやってきた。その結果としてみるみる回復していきました。

高校3年の時にはもう病院からも「一時完治」の言葉をいただき、再発が5年なければ「完治」という状態までに。

まさに奇跡でした。発見が遅れ、すでに手遅れ状態から始まった治療からここまで回復したのはすべて奇跡だと思ってます。

あの悲惨な状態目の当たりにして、何度ももうダメだと思った時を経験してきた者としてはほんとに奇跡です。

その時からです。私は奇跡というものを信じるようになりました。

弟の頑張りと現在

あれから弟は死に物狂いで勉強をして取り返し、なんと進学校でないにもかかわらず中央大学へ合格し入学します。心理学部を専攻しました。(病気が影響してますね)

そして現在、弟は健在です。東京で就職し今年39歳、再発しなければといわれてから、約20年経ちました。元気に過ごしてます。(結婚はできてませんが笑)

奇跡を信じるということ

奇跡を信じる信じないは人それぞれです。
私の家族の場合、ほんと運が良かっただけなのかもしれません。
そうでない人もいっぱいいます。
奇跡を信じても叶わなかった人もたくさんいるでしょう。小林麻央さんが亡くなられた時に私は、奇跡は最後まで起こるかもしれないと信じて応援していたクチです。
人間の潜在能力ははかり知れません。
実際に信じる力と奇跡を目の当たりにした私からすると、世の中に奇跡は存在します。
神様もいると私は信じています。だってあの時、何度もひとり神社に行っては神様に回復のお願いをしていたのですから。

 

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